【投資脳・発想法】他人のゴミが、自分にとっての“宝”になる

～あの「ゴミ」が『3,000円』に変わる～
～価値の非対称性～
～市場のゆがみ～
　　
　　
18歳の高校生が立ち上げたこんな事業。
　

www.businessinsider.jp

　
　
お財布に溜まっているレシートを
1枚10円で即現金化できるアプリ「ONE（ワン）」の
提供を始めるとのこと。
　
当初の買取上限は、1人につき1日10枚、1カ月に300枚なので
月3,000円程度ですが、
　
これまで「ゴミ」だったレシートが
『3000円』に変わるのは嬉しいですよね。
　
　
Amazonや楽天をはじめとしたオンラインショッピングでは
顧客の閲覧、購入履歴から提案や広告の機能がどんどん
進化しています。
　
オンラインショッピングでの提案機能は
最近の進化具合は見てても怖いぐらいですよね。
（完全に情報を吸い取られている。笑）

　　
そして、　
これまでほとんど手付かずだったオフラインの市場でも
レシートから購買情報を得ることで、
これをメーカーなどの企業に売れるデータに出来ます。
　
　
出金の際に、
免許証や保険証などから年齢、性別も抽出するので、
とても秀逸な仕組みですね。
　
　
これを高校生が考えたのだというからすごい！

「価値の非対称性」「市場のゆがみ」がポイント

このように、

「他人にとっての“ゴミ”が、
　自分にとっての“宝”になる」
　
といったことがあります。
　　
　
それを「価値の非対称性」とか「市場のゆがみ」
と言ったりもします。
　
　　
今回のように、
「レシート」という情報を安く（10円）仕入れて、
それが価値を大きくして売ることができれば
そこに勝機が出てきます。

「情報」と「モノ」に分かれる

今回のレシートは「情報」ですが、
同じような情報の非対称性のあるものも他にあります。
　
　
例えば、今後LINEのやり取りなんかも
販売できるようになるかもしれません。
　
現に、週刊誌にお騒がせ記事が載る場合、
たいていがLINEやり取りのリークだったりします。
（それで稼ぐのは筋の良い商売ではありません。。）

※上記は例えがあまり良くないですね。
　
　
　
また、「モノ」でいえば
古本、古着、骨とう品などがこれにあたり、

ある人に価値のないものでも、
他の人にとっては価値あるものになります。

投資の世界においては

投資の世界でもこれが良くあり、
不動産の相続財産で起こることが多いです。
　
　
例えば、　
高齢の親が一生懸命手間暇かけて管理していたアパートがあり、
急にその親が亡くなって息子が相続するとなったケースでは、
　
息子は親の大変さを見ていたので、
「そんな大変なアパートなんかいらない！」
となりがちです。
　
　
しかし、
そのアパートが非常に大きな価値を持っているケースが多々あり、
価値のわからない息子が不動産業者に丸め込まれて
安値で売ってしまう、

といったケースが起こります。
　
　
逆に、そういった物件の価値がわかれば
安く仕入れて大きな収益を得ることが可能です。

まとめると

このように、
「他人のゴミが自分の宝になる」
といったことは世の中にたくさんあるので、
　
そういった価値を見極める目線が大事ですね！

『成功はゴミ箱の中に』　by　レイ・クロック

「複利エンジン」を利用して加速度的に成長する

「投資脳」を身につけよう！

ｂｙ　りょう＠投資脳