よく、
「利他の精神を持ちましょう」
ということが言われます。
確かに、
他人のために行動することは大事。
ただし、
「相手に完全に譲歩する」
ということが“利他主義”という
ことではない。
「相手のため」と思っていても
それが本当に相手のためになっているか。
また、
その結果として自分が犠牲になっていないか。
「自利利他」という言葉があり、
他人を幸せにする（利他）ままが、
自分の幸せ（自利）となる。
他人も生かし、
自分も生きる道が「自利利他」。
「利己主義」の人はともかくとして、
「利他主義」も『利他』の意味を考えなければいけない、
という気付きを与えてくれる言葉です。
